サラサナメラ Elaphe dione
サラサナメラ

分布:モンゴル・中国北部

大きさ:1m前後(大体80cm前後)

概要:渓流沿いの森林・岩の多い乾燥地帯・耕地・草原・森林等幅広い地域に住む適応能力の高い渋い蛇で、色彩も多彩なバリエーションがある。ヨーロッパでは好んで殖やす人がいるほどだが、国内での人気はコーンスネークなどに比べてぐっと低い。

人によっては気難しい蛇ゆえ飼育は難易だとされるが、うちの個体はカリキン並の蛇で、ガツガツ餌を食べる。餌付きは大分良い。
多分だが、その飼育者の個体が気難しい性格だっただけではないだろうか?そう考えることも出来るし逆もありうる。
一般的には飼いやすい蛇とされる。

それでもアジアの蛇らしく冬季は若干食いが落ちるようだ。

我が家の個体は"サラサナメラ"で売られていたが、どうも後々調べるとチェルスキーと呼ばれる個体群の様だ。

性格は元々温和な種である事に加えてCBだけに大分大人しいが、尾を振るくらいの威嚇はする。環境になじむとそれすらしなくなる。

飼育:温度は大体22〜24℃程を保っている。

床材は新聞紙であり、時たまキッチンペーパーも使うが、どれを使っても支障は無い。

飼育に関していうと、丈夫な蛇だけあって苦労することも無く、餌付けも楽であった。

人の姿を見ると餌を貰えると思って出てきたりする。

霧吹きをするとシェルターから這い出してくるので、給餌前等、行動を活発にさせたい時に霧吹きして湿度を上げると良いかもしれない。湿度が低くても耐えはするが、それが個体に良いのか、それとも悪いのかは分からない。

ケージ:フラットタイプのプラケを用いている。我が家の個体は狭いケージだと餌を食わないと言う一面を見せたので大きめのケージに入れてある。

運動量も他の蛇より多いので大きいほうが良いかもしれない。

:最近知ったことなのだが、この蛇は哺乳類の他にトカゲなどの変温動物も食べる蛇である。

もっとも飼育下ではマウスだけでOKで、我が家はアダルトのサラサナメラにアダルトマウスもしくはLLマウスを与えている。

食いの良い個体は、多少餌が大きくても問題無く食べ、温度を高めに保てば吐くことも無いように思える。流石にLLマウスを与えると苦しそうに食べるのだが・・・。

なお、サラサナメラやフタモンナメラは初動成長に失敗するとリカバリー出来ないそうなので、小さい頃の給餌がアダルトサイズの大きさに影響されやすいと言える。

小さい蛇なので出来る限り大きく育てたい。オオアナコンダ等は飼育下でフルサイズにするのはどうかと思うが、小さい蛇だし、大きくなってもたかが知れているのだから野生下並(飼育下では野生のより小さくなる傾向がある)、もしくはそれ以上にでかくして見ませんか?(笑)

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