タイワンスジオ Elaphe taeniura friesi
分布:台湾・日本(沖縄に帰化)
大きさ:220cm前後 最大280cm
概要:一番好きな蛇であり、一番飼育したかった蛇で、これを入手しようと中学二年の時から考えていたのだが、待てど暮らせど入荷が無し。
2004年のHBMと言う翌年6月(2005年6月1日)には特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)が施行されるギリギリのタイミング(?)で、ASKだった物を入手。
なので違法ではありません。ペアで購入しましたが殖やせないんじゃ意味ありませんねぇ。
この蛇、スジオ全種の中で最大になる種なのですよ。
美しく、そして最大になる・・・こんな素晴らしい蛇なのに・・・皮目的で養殖された個体が逃げ出したことによる帰化で特定外来動物と言う大層な身分になってしまわれたのですよ。
他のスジオは未判定と言う枠組みなので飼ったり売ったり出来ますが、こいつだけは駄目。
もう入手は出来ませんので。
飼育に関しては、若干臆病なところがあり、一日中シェルターだとか床材だとかに潜んでいます。
餌食いは良い方なのですが、個体差もあり、食が細いものは中々食べません。
湿度は高めに保って、蒸らさないようにします。
温度は30℃を超えると危ういので、25〜28℃程を目安にします。
飼育:活動的ではあるけれど、臆病な個体が多く、シェルターに隠れている最中に中で動いていたりします。
スジオの中では最大なので、90cm規格の水槽(本当は自作ケージが望ましい)を利用すると良いと思います。
木にも登りますが、設置しておいても樹上性ほど上るわけではないので樹上性を飼う様にゴチャゴチャと設置しなくても大丈夫です。
クライミングキール(側面の角張り)が発達しているので、木登りは大変上手いです。
CBでも触らない個体は普通に荒く、口をあけて威嚇します。WCはさらに荒く、大人しい蛇とは言い難いです。
餌:餌付きは非常に良好で、ガツガツと食べるので小さい頃から十分に餌を与えると良いと思います。
親指程度の太さであってもLLマウスを呑んでしまうので温度をやや高めにした環境であれば問題無いと思いますが、温度が低めの環境ならば胴回りより若干大きいくらいの餌を与えるのが妥当です。
冬眠:他のヘビに準ずると思われる。